学校事故  器械体操による事故の事例

学校は、子どもたちが部活や授業中にケガをしないよう、その安全に配慮すべき義務を負っています。その義務に違反すると損害賠償責任が生ずることもあります。

大阪高裁平成29年12月15日判決は、高校の器械体操部の部員が鉄棒から落下し傷害を負った事故について学校側の賠償責任を認めています。

事故の前には、部員が倒立状態から逆回転するに至り、その後転落をしています。

裁判所は、そのような危険な状態となった場合には鉄棒から手を離して着地するよう指導すべきであった、また、コーチが鉄棒下の適切な位置に立ち危険な状況になったときには回転を止めるべきであったとし、学校側がそれらの義務を行ったとし、学校側が部員に発生した損害について賠償責任を負うものとしました。部員については1億9009万2529円の賠償責任が認められています。

高い場所からの転落のリスク、つまり高度の障害が残るリスクのある器械体操の部活動については学校側にある程度高度の注意義務が認められるべきでしょうし、妥当な判決と思われます。

学校事故についてお悩みの方は当さいとうゆたか法律事務所の弁護士にご相談ください。

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