会社役員と休業損害(交通事故)

交通事故で会社勤めの人がケガをし、やむをえず欠勤した場合、基本的には減収分が休業損害として賠償の対象となります。 しかし、会社役員が受け取っている役員報酬については、その一部が労務の対価ではなく、実質的には配当などの意味…【続きを読む】

川遊び中の事故と幼稚園側の損害賠償責任

川遊びの際に発生する事故は後を断ちませんし、それを巡る訴訟も多く提訴されています。 松山地裁西条支部平成30年12月19日判決は、お泊り保育中の川遊びで園児らが流され、死亡などの重大な結果を生じさせた件について、園長や幼…【続きを読む】

婚姻関係破綻にならなかったものの不貞で慰謝料500万円が認められた事例

不貞による慰謝料額は、不貞相手については、不貞により離婚となったとしても、200万円程度が限度というのが実情かと思います(配偶者についてはより高額な慰謝料が認められる可能性があります)。 しかし、これはあくまで相場でしか…【続きを読む】

有機溶剤中毒による化学物質過敏症り患について損害賠償を命じた事例(労災)

東京地裁平成30年7月2日判決は、化学物質を取り扱う検査業務に従事していた労働者が有機溶剤中毒、ひいては化学物質過敏症にり患したという事案について、以下のとおり述べ、使用者に安全配慮義務違反があったとして損害賠償を命じま…【続きを読む】

代替労働力と休業損害(交通事故)

交通事故で休業し、収入が減った場合、その分が休業損害として賠償の対象となることはよくあることです。 それとは別に、営業を継続するため、代替労働力を雇い入れることもあります。 そのような場合、代替労働力の雇い入れの費用など…【続きを読む】

不祥事についての調査などによる自殺と労災

新潟地裁平成22年8月26日判決は、以下に述べるとおり、不祥事についての調査により労働者が過重な負荷を受けたとして、労働者が重度ストレス反応により自殺した件について、自殺の業務起因性を認めています。 裁判所はまず、不祥事…【続きを読む】

「嫁いびり」と慰謝料(離婚)

離婚に伴う慰謝料については夫婦の行為のみが対象となるのが原則です。 しかし、第三者の行為が悪質であり、そのために夫婦関係が破綻したような場合については、第三者の行為について慰謝料が認められることもあります。 典型は不貞で…【続きを読む】

後遺症逸失利益について定期金賠償を認めた裁判例(交通事故)

民事訴訟法117は、裁判所において定期金賠償(一括ではなく、一定期間にわたり定期的に一定額を支払う方法による賠償)による損害賠償を命じることがありうることを示しています。 この定期金賠償については、将来介護費用について認…【続きを読む】

経営陣側の従業員の長時間労働による労災と安全配慮義務違反

前回紹介した福岡地裁平成30年11月30日判決は、一時役員をしていたこともあるとされる従業員(自動車販売会社勤務)が長時間労働により心筋梗塞を発症した事案に関するものです。 そのため、会社側からは、被災労働者は経営陣側で…【続きを読む】

過労による脳梗塞発症の事件における労働時間の認定(労災)

過労をめぐる裁判においては労働時間の認定が肝となります。 その際、業務日誌などがあれば有力な認定資料となりますが、その信用性が争われることもありえます。 自動車販売会社において従業員が長時間労働のために脳梗塞を発症したと…【続きを読む】