オキシトシンの投与中止をしなかった注意義務違反があるとされた事例(医療過誤)

1 オキシトシンとは? 一般名オキシトシンは、商品名としてはアトニンと呼ばれ、子宮の筋肉を収縮させ、出血を止めるなどのために使われます。 しかし、メーカーである、あすか製薬は、同薬について、以下の場合には投与すべきではな…【続きを読む】

ソフトボール部員のケガと損害賠償

1 ソフトボール部員のケガと損害賠償 京都地裁令和1年10月24日判決は、市立高校のソフトボール部員がノック練習中に小指を負傷したという事故について、監督教師に過失があるとして、市に損害賠償責任を認めました。 学校事故、…【続きを読む】

新型コロナ法律相談 その15 埼玉の自宅待機中の新型コロナウイルス患者の死亡と法的責任

1  はじめに 報道によると、4月16日に新型コロナウイルスに感染したと診断された50代男性が、自宅待機中の20日夜に具合が悪くなり、21日に容態が急変して亡くなったということです。 きわめて残念な事態で、亡くなった方に…【続きを読む】

いじめによる自殺について法的責任を認めた裁判例(大津中学生いじめ自殺事件控訴審判決)

1 自殺といじめとの因果関係 従来、いじめ自殺をめぐる裁判において、いじめ自体の法的責任を認めつつ、自殺についての因果関係を認めず、いじめ自殺についての法的責任は認めないというものが多い傾向にありました。 しかし、大津中…【続きを読む】

新発田第一中学いじめ自殺事件第一回弁論

2020年4月6日、新潟地方裁判所において、新発田第一中学いじめ自殺事件の第一回弁論が開かれました。 これは、いじめを受け続けた被害生徒が、2017年6月にいじめ自殺をしたことを受けた訴訟です。 いじめは被害生徒が中学1…【続きを読む】

手術後の腸での出血による脳障害と医療過誤

1 手術後の腸での出血による脳障害と医療過誤 福岡高裁平成31年4月25日判決は、病院でクローン病の治療のために回腸結腸吻合部切除術等の手術を受けた患者について、術後の出血により出血性ショックが生じ、それに伴う低血圧によ…【続きを読む】

痰吸引の際のアセスメントが不十分であったとして病院側の賠償責任を認めた事例(医療過誤)

1 痰吸引と医療過誤についての裁判例 東京地裁平成31年1月10日判決は、中顔面低形成に対する手術を受けた患者が、看護師から痰吸引を受けた際に容態が悪化し、遷延性意識障害となったという事案について、病院側の義務違反を求め…【続きを読む】

保育園児の誤嚥事故と損害賠償

1 誤嚥防止のための注意義務 報道によると、2月12日に大阪で保育園児が誤嚥により死亡するという事故があったようです。2月3日にも節分の豆をのどに詰まらせた保育園児が死亡するという事故があったとのことです。 この点、結果…【続きを読む】

脳腫瘍の見落としと損害賠償責任

1 腫瘍、ガンの見落としと医療過誤 腫瘍、ガンの見落としは比較的よくみられる医療過誤ですが、見落としがあっても見落としがなかった場合に死亡などの結果に結びついたと認められないとして、低額の賠償にとどまるケースが多いようで…【続きを読む】

出産時において医師らの過失を原因として低酸素性虚血性脳症による脳性麻痺の障害が残ったとされた事例

1 出産時における低酸素性虚血性脳症による脳性麻痺と医療過誤 広島高等裁判所岡山支部平成30年7月26日判決は、病院において出生した控訴人に,低酸素性虚血性脳症による脳性麻痺の障害が残ったことに関し,医師らには分娩監視を…【続きを読む】