過払い金CMの大手弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所に関連して質問状を出しました

さいとうゆたか弁護士

1 過払い金CMの大手弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所をめぐるご相談内容

弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所については、一昨日から相当数電話でのお問い合わせを受けています。

債務整理の弁済のために毎月お金を払っている、5月以降は東京ミネルヴァ法律事務所所属弁護士の個人口座に振り込むよう指示されていた、という方が圧倒的に多いようです。

特に気になるのが、示談書を受け取っていないという方が多いということです(受け取っているという方もいらっしゃいますが)。

示談書が手元にないということは、ご自分がどのような状況なのか理解できていないということなので、やはり示談書の取り寄せが必須です(これは貸金業者から入手することも可能と思われます)。

また、今後、東京ミネルヴァ法律事務所に所属していた弁護士の個人口座にお金を振り込み続け、確実に業者に返済がなされるのか不安を感じられている方が多いです。

これはもっともな不安と思います。

私としては、東京ミネルヴァ法律事務所に所属していた、新振込先の弁護士において今後について説明をすべきと思いますが、記事作成時点でそのようなリリースなどはなく、また、同法律事務所に電話をしても通じない状況です。

そのため、2に記載した内容の質問状を、東京ミネルヴァ法律事務所の債務整理の依頼者から依頼を受け、振込先の弁護士に本日ファックスしました。

回答期限は6月30日です。

動きがありましたらこのサイトでお知らせします。

 

【追記】現時点で返答はありません。依頼者の方は各自貸金業者等に示談書の提示を求め、それに従い示談金を払っていくのが現実的と思います。

 

2 6月26日にファックスした質問状の内容

 

質問1

業者から開示された取引履歴及び示談書をお送りください。

 

質問2

貸金業者への返済について、今後どのような態勢(関与する人員、その人員は東京ミネルヴァ法律事務所の事務員だった者かどうか、他の業者から派遣される者か、派遣される者だとしてどこから派遣される者か)で行っていくのかご説明をお願いします。

大量の案件があると思われるところ、かなりの人的態勢がないと返済代行は困難と思われるため、質問いたします。

 

質問3

報道や第一東京弁護士会のリリースでは、東京ミネルヴァ法律事務所においては過払い金を顧客に返済するのが困難とされています。

通常過払い金については預り金として分別管理し、報酬と相殺した上で速やかに顧客に返還するものと考えますが、過払い金を顧客に返済することができない状況が生じているとすればその原因、その状況を知っていた者、その状況を知っていた者が〇〇〇〇法律事務所に移籍したのかどうかをご教示ください。

これは返済資金を信用して先生に預けることができるかどうか判断するための質問です。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です