重大な交通死亡事故と弁護士の役割 

1 八街市で児童の列にトラックが突っ込む事故 重大な交通死亡事故における援助の必要性

八街市で児童の列にトラックが突っ込み、児童が亡くなりました。お悔み申し上げます。

交通事故で大切な方が亡くなった悲しみは、その事故が大きく報道されるような事故でも、そうでない事故でも、深いものだと思います。

特に重大な交通死亡事故で、大きく報道されるような事故の場合、マスコミ対応等、一層ご遺族の負担は重くなります。

交通事故全般について弁護士が援助できる場面は多いのですが、特に重大な交通死亡事故において弁護士が援助する必要性は高いと思います。

2 重大な交通死亡事故と報道対応

重大な交通死亡事故で悲しんでいるさなか、マスコミによる不適切な取材等への対応をしなければならない苦痛は大きいものがあります。

弁護士に依頼をすれば、報道対応を弁護士に任せ、不適切な取材や報道等についても適時適切に申し入れをし、是正をしてもらうことができます。

ご自身で直接マスコミ対応をする必要がなくなります。

3 警察対応

ご遺族の方の処罰感情などを調書にするため、警察による聴取が行われます。

弁護士に依頼することで、その時期や方法等について、警察に配慮を求めるよう申し入れてもらうことができます。

また、処罰感情を適切に伝えることもできます。

4 諸手続きの対応

学校や職場、労災や公務災害など、悲嘆にくれる中、諸手続きを行わなければなりません。

弁護士はそのような諸手続きのお手伝いをすることもできます。

学校や職場等に配慮してもらいたい(葬儀に関連した連絡など)、やってもらいたいことについて代わりにお伝えすることもできます。

5 刑事裁判の対応

刑事裁判になった場合、ご遺族が犯罪被害者として刑事裁判に参加し、質問をしたり、意見を述べることができる可能性があります。

その際、弁護士が検察庁や裁判所と打ち合わせて段取りを組み、また、質問や意見内容を考えたり、アドバイスをすることができます。

ご遺族自身が参加されない場合にはかわりに参加することもできます。

6 保険会社や加害者との対応

それほどすぐに保険会社からの提案がなされるわけではありませんが、過失に争いのない事件であれば、いずれ加害者側保険会社から賠償額の提示等がなされることが多いです。

弁護士はその対応の窓口となり、ご遺族にかわり交渉をすることができます。

加害者側が責任を否定し、支払をしない場合、損害賠償訴訟を起こすこともできます。

7 弁護士にご依頼ください

弁護士は交通事故で被害に遭われた方のために色々なお手伝いをすることができます。

少しでも負担を軽くできるよう、交通事故のご遺族・被害者の方は、早い段階で弁護士に依頼することをご検討ください。

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