妻が男性の家で過ごすなどしたものの不貞を認めなかった裁判例

1 妻が男性の家で過ごしても不貞を認めなかった裁判例 不貞・不倫は人が見ていないところでされます。 ですから、その立証は、不貞・不倫を推認させる事情からなされることも多いです。 例えば、異性同士が一つ屋根の下一定時間を過…【続きを読む】

不貞期間・不貞回数と慰謝料

1 不貞期間、不貞回数と慰謝料額 不貞により慰謝料が請求される場合、不貞期間や不貞回数は慰謝料額算定の上で重要な要素です。 例えば、東京地裁平成28年3月25日判決は、以下のとおり述べ、不貞期間が短く、不貞回数も少ないこ…【続きを読む】

LINEやメールでのやりとりと不貞/不倫

1 LINEやメールでのやりとりが不貞・不倫になるか 不貞・不倫とは、婚姻関係にある人が配偶者以外の人と性行為を行うことを指すと解釈するのが一般です。 ですから、SNSやメール、電話で卑猥なやりとりをしても不貞・不倫には…【続きを読む】

GPSによる不倫調査とストーカー【2021年5月18日のストーカー規制法改正を踏まえ改訂】

1 GPSによる不倫調査がストーカーに該当するか 最近ではGPSにより不貞・不倫の調査を行う方も増えており、その調査結果が不貞・不倫の認定の上で重要な証拠となることもあります。 これまで、GPSの利用などがストーカーとし…【続きを読む】

不倫相手は離婚について慰謝料を払う義務を負わない(最高裁平成31年2月19日判決)

1 不倫をめぐる新しいルール 最高裁が、不倫相手に対する慰謝料についての判決を平成31年2月19日に言い渡しました。 これは、妻が不倫をし、その後それをきっかけに夫婦が離婚したので、離婚後に夫が不倫相手に慰謝料請求をした…【続きを読む】

何年別居すると婚姻関係が破綻したと言えるのか(離婚、不貞)

1 何年別居すると婚姻関係が破綻したと言えるのか 離婚について合意がない場合、一方当事者が離婚調停後に離婚訴訟で離婚を認めてもらうためには離婚理由が必要です。 別居が長期間にわたったことによる婚姻関係の破綻はその離婚理由…【続きを読む】

不貞・不倫についての故意・過失と損害賠償責任

1 不貞・不倫についての故意・過失と損害賠償責任 誰かと婚姻関係にある人と性行為をした場合、その人は不貞をしたとして慰謝料請求の対象となりえます。 しかし、不貞相手については、自分が性行為をしている相手が独身であると名乗…【続きを読む】

家からの締め出しと不法行為・家に戻る方法(離婚)

1 家からの締め出しと不法行為(離婚) 夫婦関係が悪化した場合、配偶者の一方が鍵を取り替えるなどして他方配偶者が家に入れなくすることがあります。 このような事案についての判決である東京地裁平成30年1月25日判決は、以下…【続きを読む】

単身赴任と婚姻関係破綻(不貞、不倫の慰謝料)

1 単身赴任と婚姻関係破綻(不貞、不倫の慰謝料) 夫婦の一方が、他の人と性的関係を持った場合には、不貞とされ、慰謝料が発生します。 しかし、夫婦が長年月別居している場合、婚姻関係が破綻しているとされ、夫婦の一方が他の人と…【続きを読む】

枕営業と不貞行為による慰謝料

1 枕営業と不貞、不倫 不貞があった場合、不貞相手は慰謝料支払い義務を負うのが原則です。 ところが、東京地裁平成26年4月14日判決が、ホステスによる枕営業について、肉体関係があったとしても、それが婚姻共同生活の平和を害…【続きを読む】