野球部の練習中の事故についての賠償責任(学校事故)

交通事故

徳島地方裁判所平成26年3月24日判決は、県立高校の硬式野球部の練習中の事故について、県に賠償責任を認めました。

この事故は、シートノックの練習中、教諭である監督がノックした打球が生徒の頭部にぶつかり、傷害を負ったというものです。

まず、裁判所は、硬式野球で使用するボールの性状に照らせば、練習中に打球が選手の身体に衝突した場合に身体に傷害を与えるおそれがあることは硬式野球部の監督として当然認識していたはずであるとします。

そのうえで、ノックを打つ前に選手の動静を確認し、選手に注意をするとかノックを一時中止すべきであったのに、動静を確認しないままノックをしたのは注意義務違反であるとして、県に賠償責任を認めました。

しかし、選手にも監督の動向に注意すべき義務があったとして、1割の過失相殺を行いました。

硬式野球という危険性の高い競技の部活では学校側に高い注意義務が認められるべきであり、穏当な判決かと思われます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です