子の引き渡しと人身保護請求

1 子の引き渡しを求める手段 子の引き渡しの審判等が確定した場合でも、相手方が任意に子どもを引き渡さない場合、執行をする必要があります。 通常は間接強制⇒直接強制を行いますが、それでもダメであれば人身保護請求手続きを行う…【続きを読む】

子の引き渡しを求める方法(直接強制)

1 子の引き渡しを求める方法と直接強制 子の引き渡しを求める審判等が確定しても自動的に子どもが引き渡されるわけではありません。 子どもを引き渡さない場合にお金を払わせて引き渡しを強制する間接強制、執行官が出向いて直接的に…【続きを読む】

子どものPTSDと面会交流拒否

1 子どものPTSDと面会交流拒否 監護親が、非監護親と子どもとを面会させない理由として、子どもが非監護親との関係でPTSDになっているので会わせることができないと主張することがあります。 その際、PTSDになっていると…【続きを読む】

子どもからの面会交流請求は認められるか?

1 子どもからの面会交流は認められるか? 面会交流をめぐる圧倒的多くの事件は、非監護親から監護親に面会交流を求めるというものです。 ところが、たまに、非監護親が子どもと会おうとしないため、監護親において面会をしてもらいた…【続きを読む】

離婚前の財産分与の取り決め・合意の効力

1 離婚前の財産分与の取り決め・合意の効力 離婚時には当事者らの合意により財産分与をすることができます。 夫婦関係が悪化した場合、将来の離婚に備え、財産分与について取り決めることもよくあります。 この財産分与の取り決めに…【続きを読む】

親権者再婚・子どもの養子縁組と親権者変更(離婚)

1 親権者再婚・養子縁組と親権者変更 民法819条6項は、「子の利益のため必要があると認めるときは、家庭裁判所は、子の親族の請求によって、親権者を他の一方に変更することができる。」としています。 しかし、この規定は、単独…【続きを読む】

親権者変更について

1 親権者変更について 民法第八百十九条6項は、「子の利益のため必要があると認めるときは、家庭裁判所は、子の親族の請求によって、親権者を他の一方に変更することができる。」と定めています。 事情変更は明示的な要件とはされて…【続きを読む】

親権者が死亡した場合の扱い

1 単独親権者が死亡したらどうなる? 離婚の際、父母のどちらかを親権者としなければなりません。 その単独親権者が死亡した場合について、民法838条1号は、「後見は、次に掲げる場合に開始する。一 未成年者に対して親権を行う…【続きを読む】

夫婦間における建物からの明け渡し請求(離婚)

1 夫婦間における建物からの明け渡し請求 夫婦仲が悪化した場合、一方配偶者が他方配偶者に家から出て行ってもらいたいと思うことがあります。 不動産の名義がどちらか単独名義であれば、所有者は相手方に家から出て行ってもらえる権…【続きを読む】

確定拠出年金・企業年金と財産分与

1 年金と財産分与 現在、離婚時年金分割制度がありますので、厚生年金等については財産分与の対象ではなく、年金分割をすることができます。 しかし、確定拠出年金については年金分割の対象ではないので、財産分与の対象となりえます…【続きを読む】