いじめ、パワハラによるうつ病り患と労災

1 いじめ、パワハラによるうつ病罹患と労災 いじめやパワハラで心理的負荷が高いと評価される場合、うつ病のり患などが労災として認定される可能性があります。 しかし、実際には、労基署は、長時間労働によるうつ病などは比較的認め…【続きを読む】

フォークリフトによる労災の損害賠償

1 フォークリフトによる労災事故 フォークリフトによる労災事故は比較的多く発生しています。 裁判例でも、フォークリフトによる事故について使用者などの責任を認める事例が多くあります。 フォークリフトが歩行者である労働者に衝…【続きを読む】

熱中症による死亡と使用者の損害賠償責任(労働災害、労災)

1 熱中症と労災 これから熱い日が増え、熱中症にかかる方も増えていくと思われます。 熱中症は労災として発生することもあり、損害賠償責任を認める裁判例もあります。 例えば、大阪高裁平成28年1月21日判決は、造園業の従業員…【続きを読む】

バス運転手の過労死(労災)

1 バス運転手の過労死 長野地裁平成28年1月22日判決は、観光バス運転手が脳出血で死亡した事件について、労災との判断を示しました。 同事案では、労働時間は基準に達していませんでしたが、他の要素から業務起因性を認定してい…【続きを読む】

プレス機械での事故と労働災害(労災)

1 プレス機での事故と労災 プレス機での労災は比較的多く発生するものです。 労安衛則は以下のとおりプレス機について労災防止のための義務をもうけています。 第百三十一条 安全囲いを設ける等当該プレス等を用いて作業を行う労働…【続きを読む】

屋根からの転落と損害賠償責任(労災)

1 屋根からの転落の労災 屋根での作業中の転落という労災事故はよくある労災であり、裁判例も多くあります。 比較的最近の裁判例としては、東京地裁平成28年5月31日判決があります。 同判決は、以下のとおり述べます。 「スレ…【続きを読む】

海難事故における安全配慮義務違反(労災)

鳥取地方裁判所平成31年3月22日判決は、漁船の転覆事故という労災事件について、安全配慮義務違反を認め、乗組員の使用者に損害賠償責任を認めています。 海難事故における安全配慮義務違反のあり方について参考となる裁判例と思わ…【続きを読む】

教員のうつ病発症と労災

1 教員のうつ病発症と労災 教員は長時間労働が著しい職種の一つであり、多くの教員が過労のためうつ病を発症しています。 東京地裁平成29年5月17日判決は、高校教諭のうつ病発症について労災であると認定しています。 参考にな…【続きを読む】

「労働することができない」とはどのような場合か(労災)

1 「労働することができない」とはどういうことか(労災) 従来の仕事を考慮して「労働をすることができない」かどうか決めるべきとの考え 労災保険法第十四条は、「休業補償給付は、労働者が業務上の負傷又は疾病による療養のため労…【続きを読む】

安全扉設置義務について判断された事例(労働災害)

1 安全扉の不設置と安全配慮義務違反(労災) 労働安全衛生規則は、以下のとおり定めます。 「第百四十七条 事業者は、射出成形機、鋳型造形機、型打ち機等(第百三十条の九及び本章第四節の機械を除く。)に労働者が身体の一部を挟…【続きを読む】