解雇と賃金、バックペイ

1 解雇と賃金、バックペイ 解雇がされた場合、通常、使用者は労働者に賃金を払わないようになります。 しかし、その解雇が無効である場合、使用者が労働者による労務の提供を拒否しているものとして賃金が発生し続けます。 これをバ…【続きを読む】

内視鏡治療と医療過誤

1 内視鏡治療とその危険性 内視鏡治療とは、「早期のがんを切除したり、がんによって起こる症状を和らげたりするために、内視鏡を使って行う治療のこと」であり、「口や肛門、尿道から内視鏡を挿入して治療」します(国立がん研究セン…【続きを読む】

ガス爆発と労働災害(労災)

ガス爆発が発生すると、労働者の生命に重大な損害を与えることになりかねません。 以下のとおり、使用者には、労働者の生命身体をガス爆発から守るための安全配慮義務が認められます。 1 ガス爆発を発生させないようにする安全配慮義…【続きを読む】

傷病休職と復職、退職、解雇

1 傷病休職とは? 傷病休職とは、労働者に対し、一定期間業務外の傷病による休職を認めるものです。 このような制度を設けるかどうかは会社次第です。 また、傷病休職の際に賃金を支給するかどうかも会社次第です。 治癒しないまま…【続きを読む】

相続登記の義務化

1 相続登記の義務化 これまで、不動産の相続をしても、その登記をするかどうかは相続人の自由でした。 そのため、特に価値が乏しい不動産については、登記のモチベーションが低く、相続が発生しても登記がなされないままである不動産…【続きを読む】

相続をした不動産を放棄したい(相続土地国庫帰属法)

1 いらない不動産が相続財産にある場合どうするか? 農地や山林などを中心に、もらっても却って困る不動産が相続財産の中に存在する場合があります。 相続放棄をすればそれらの所有権を引き継がなくて済みます。 しかし、相続放棄の…【続きを読む】

遺産分割は相続開始後10年以内にしましょう(令和3年相続法改正)

1 現行法と遺産分割をする期限 現在施行されている法律上、遺産分割をいつまでにしなければならないという規律はありません。 そのため遺産分割が長期間なされないままとなり、相続人もなくなり、さらに新たな相続が発生し、収拾がつ…【続きを読む】

離婚、養育費と扶養控除

1 養育費と扶養控除 16歳以上の子どものいる夫婦が離婚をした場合、監護親も非監護親も、非監護親も養育費を払うのであれば、両者とも子どもにお金をかけることになります。 その場合、養育費を払う非監護親について、所得税上の扶…【続きを読む】

手術後の脳梗塞(周術期脳梗塞、周術期脳卒中)と医療過誤

1 手術後の脳梗塞 心臓、肺、子宮等の手術後に脳卒中を来す事例が稀ながら認められます。 手術中または手術後30日以内に生ずる脳卒中を周術期脳卒中と言いますが、その99%は脳梗塞だとされています。 このような脳梗塞について…【続きを読む】

吸引分娩と医療過誤(産科事故)

吸引分娩を巡る産科事故は少なくなく、医療機関側の損害賠償責任を認めた裁判例もあります。 以下、吸引分娩をめぐる裁判例をご紹介します。 1 山口地裁平成27年7月8日判決 山口地裁平成27年7月8日判決は、医療機関が、適応…【続きを読む】